[著者:こうじ/イラスト:鍋島テツヒロ/ダッシュエックス文庫]
静かではないが充実した日々
ノエルが治めるハノイ村。来る者は拒まず去る者は追わず、ただしノエルや他の村民たちが厳しい目で人となりを見極める。とは言え、門戸を叩く大体が訳ありで苦労人の「良い人」ばかり。ノエルと仲間たちの人柄が、良き類を呼びよせるような感じ。あとは親がクズ、金持ち貴族がクズ、腐れた王族がクズ。救いようのないクズが多過ぎ問題。ノエルとは直接的な関連は薄し事が多いし、ほとんどが厳しい罰を喰らっているので、大して気にはならないですけど。お陰で虐げられている人達がハノイ村に来て救われる。その様子が微笑ましく映ります。
既刊感想:1
元勇者は静かに暮らしたい 2
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こうじ/鍋島 テツヒロ 集英社 2020年06月25日頃