[著者:こうじ/イラスト:鍋島テツヒロ/ダッシュエックス文庫]
自分の事は後回し
他人に尽くしている、って自覚はノエルには無いだろうけど、これって他者貢献の極みだと思う。自分自身を優先した行動が全く見られないので、傍から眺めていると「もっと自分の為に行動すればいいのに」、と言いたくなったりするんですけどねえ。もっとも、ハノイ村を発展させる為に『種族問わず救いの手を差し伸べる』。これこそ、ノエルが今最も望んでやりたい事なかも知れない。自身の理想の達成に、一番近い道だと確信を抱いているから。
元勇者の名声を頼って、他人の悪意に潰された『良い人』達がどんどん集まって来る。村の賑わいは増し続けているので、到底静かには暮らせなさそうですが、日々の充実に嬉しさも感じていそうです。
元勇者は静かに暮らしたい 3
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こうじ/鍋島 テツヒロ 集英社 2020年11月25日