SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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影使いの最強暗殺者 ~勇者パーティを追放されたあと、人里離れた森で魔物狩りしてたら、なぜか村人達の守り神になっていた~

[著者:茨木野/イラスト:鈴穂ほたる/ダッシュエックス文庫]

第1回集英社WEB小説大賞『銀賞』受賞作
 大体タイトル通りな展開。補足するなら、主人公・ヒカゲが幼い頃に死に別れたと思っていた、幼馴染・エステルと運命の再会を果たす事になります。

 勇者だの魔王だの魔族だの世界征服だの世界を救うだの、色々と出て来るんですが、ヒカゲにとっては割とどうでもいい。本来なら勇者から一方的に仲間を追放された時点で、縁は切れていたはずなんですけどね。偶然の成り行きで、クズ勇者の身勝手に巻き込まれた所は、不運としか言いようが無い。

 あとは、ミファと『邪血』の要素は、もっと物語に盛り込んで欲しかったかな。重要な位置付けの割に、あまり目立てなかったのは少々惜しいなと思いました。