[著者:鏡征爾/イラスト:Enji/講談社ラノベ文庫]
『僕』は誰だ?
「設定とか話の内容とか、実はあんまりよく分かってないんだけど、とにかく物凄そうな世界観」って手応え。理解が及ばずとも、『雰囲気』で強く引き込むタイプの物語だと思ったので、その位の捉え方でいいのかなあ、と言う感じで読んでました。まあでも、やっぱり「難解だな」って印象は終始抱いていました。説明的な描写が多めになっても構わないので、もっとずらずらっと設定語りを盛り込んで欲しかったな、って気持ちもありましたね。
終盤の頃に、オリガミやカレンがやっている事(世界にやらされている事)が判明します。それまで溜め込んだ疑問が一挙に解けます。エピローグ直前のこの辺りの描写が、最も印象に残りました。
雪の名前はカレンシリーズ
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鏡 征爾/Enji 講談社 2020年12月02日頃