SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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痴漢されそうになっているS級美少女を助けたら隣の席の幼馴染だった3

[著者:ケンノジ/イラスト:フライ/GA文庫]

新たな幼馴染登場でも、修学旅行でも、諒の心は平常通り
 諒と姫奈のもう一人の幼馴染、姫嶋藍登場。でも、波乱はそれ程でも無い。諒に恋愛感情の芽生えがまだ無いので、幼馴染同士の三角関係でも、あまり波風は立たない感じです。恋愛感情を抜きにして、幼少時からの馴染みの親密さは伝わって来ました。

 ここから三人の関係が変化して行くのかどうか。その辺りが最も興味深い所で。でも、やっぱり今回も諒が自覚ありの鈍さを存分に発揮してるんで、藍が積極的に迫っても、大きくは動かないんですね。

 今回ラストで抱いた『違和感』が、変化の鍵となるか。修学旅行中でもあまり関係に動きは無かったので、特に諒にはもっと揺れて欲しい気持ちです。

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