[著者:犬村小六/イラスト:雫綺一生/ガガガ文庫]
戦争の犠牲の悲しみは簡単には癒えないけれども
この人たち、初っ端からなにやってんすか。いや、眺めてる分には相当面白いけども。それに、『姫殿下の為に!』と、部隊の士気が一定以上に維持し続けられているのは、案外良い傾向なのかも?しかしながら、物語の展開を追っていると、こんなおちゃらけた雰囲気が救いになっている所もある。クロトなんかは絶対表に出そうとしないですけど、自分に信頼を寄せ従っていくれている部下の事は、頼もしく思っている部分もあるんじゃないかな。
今回は、クロトの宿敵であるカイルの姿が全く見えず。対ガメリア艦隊戦の影に潜むような沈黙。虎視眈々と力を蓄えているような感じが不気味です。
既刊感想:1
プロペラオペラ(2)
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犬村 小六/雫綺 一生 小学館 2020年03月18日