[著者:LA軍/イラスト:ユキバスターZ/ダッシュエックス文庫]
本当の凄さは何処にあったのか?
主人公・ビィトの、『器用貧乏』なだけではない『潜在的な強さ』ってあると思うんですが、そこがイマイチ伝わって来なかったと言うか。結局何だったんだろう? と、ちょっと曖昧な手応えでした。多分、ビィトの行動を眺めていた限りでは、『低級魔術を無尽蔵に打ち続けられる』とか……なのかなあ。確信は持てませんでした。あと、自己評価を相当低く見積もっている所も見られたので、そもそも一発の威力自体が桁違いなのかも知れませんが。
その辺は、傍らで接していたエミリィもベンも、何となく察しつつもハッキリとは指摘してくれなかったからなあ。追放されたSランクメンバーと再び関わる事で、ビィトの本質も見えて来るのかな。
LA軍/ユキバスターZ 集英社 2020年12月21日頃