SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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コキ使われて追放された元Sランクパーティのお荷物魔術師の成り上がり ~「器用貧乏」の冒険者、最強になる~

[著者:LA軍/イラスト:ユキバスターZ/ダッシュエックス文庫]

本当の凄さは何処にあったのか?
 主人公・ビィトの、『器用貧乏』なだけではない『潜在的な強さ』ってあると思うんですが、そこがイマイチ伝わって来なかったと言うか。結局何だったんだろう? と、ちょっと曖昧な手応えでした。

 多分、ビィトの行動を眺めていた限りでは、『低級魔術を無尽蔵に打ち続けられる』とか……なのかなあ。確信は持てませんでした。あと、自己評価を相当低く見積もっている所も見られたので、そもそも一発の威力自体が桁違いなのかも知れませんが。

 その辺は、傍らで接していたエミリィもベンも、何となく察しつつもハッキリとは指摘してくれなかったからなあ。追放されたSランクメンバーと再び関わる事で、ビィトの本質も見えて来るのかな。