[著者:海道左近/イラスト:タイキ/HJ文庫]★
持て余す程の新事実
皇国対王国。完結編にして、王国側での『皇国の刺客強襲に対しての王国防衛』のエピソード。攻め手側は、強襲者達よりも、彼等を改造した裏で糸引く監獄の囚人どもの異質さを見せ付けられる。一方で守備側は、マスクド・ライザー、迅羽を筆頭に王族を護る脇役達の奮起活躍が際立つ。こちらも前巻の対皇国戦に劣らず、各々の信念や意志が真っ向からぶつかり合う、非常に熱い展開でした。
今回で得られた重要な新事実。第三王女テレジアの事、『邪神』と『終焉』について。ただ、エンブリオ達、管理AI達はそれをどうしたいのか? もしそうなったら、世界はどうなるのか? 真相は未だ闇の中。疑問符はまだまだ多く付きまとう。
既刊感想:『<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム-』感想一覧
海道左近/タイキ ホビージャパン 2021年02月01日頃