[著者:和ヶ原聡司/イラスト:有坂あこ/電撃文庫]
吸血鬼に女難の相
新ヒロイン・梁詩澪に対するファントム疑惑、黒か白か問題。とりあえず香水の匂いがあからさまだし、真っ白なわけはないんですが。とは言え極端な方向にも偏ってはおらず、吸血鬼とはまた別種の複雑な事情を抱えた『外来種』って感じでしたかね。前巻から引き続き、由良が追う『親』である愛花の件は、今回で一旦終幕。由良の状況は何も変わってないし、新たにアイリスと愛花との因縁も浮上したので、いずれ再会と再戦もあるでしょう。
この幕切れの雰囲気だと、次辺りは詩澪がもっとグイグイ迫って来そうな予感。で、アイリスがやきもき、由良が板挟みで精神的苦痛。までは見えた。
既刊感想:1
ドラキュラやきん!2
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和ヶ原 聡司/有坂 あこ KADOKAWA 2021年02月10日