[著者:紅玉ふくろう/イラスト:jonsun/MF文庫J]
第16回MF文庫Jライトノベル新人賞『最優秀賞』受賞作。
異世界転移+法廷バトルモノ。ただ、弁護士でも検事でもなく、『裁判官』の役職が主役を担うのは珍しいなって印象でした。物語としても、あまりお目にかかった事がない感じで、結構新鮮でしたね。
今回は、裁判の為に『異世界を知る』描写に比重が置かれていた印象。個人的には『裁判官としての法廷』を、もっとじっくり見たかったかなあと。もっとも、異世界への理解は、ツカサにもアクトにも必要不可欠な事で、そこには納得出来る内容でした。
まだツカサを通しての裁判官像の全てを見せたわけではないと思うので、ここから更に別の事件、別の法廷で色々な見せ方に期待したい所ですね。
チヨダク王国ジャッジメント 姉と俺とで異世界最高裁判所(1)
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紅玉 ふくろう/jonsun KADOKAWA 2021年03月25日頃