SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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幼なじみが絶対に負けないラブコメ8

[著者:二丸修一/イラスト:しぐれうい/電撃文庫]

 黒羽、白草、真理愛が今回企画したドッキリを受けて、末晴の葛藤と苦悩に感情移入しながら、思わず「ふざけんじゃねえぞ!」と唸り声を上げてしまいました。だってさあ、散々頭を悩ませて色々迷走したりして、不器用に「現状を変えよう」「前に進もう」としてるのに、その仕打ちはねえだろう。

 幸い末晴もなんか大してダメージ負ってないみたいなので、「それで良かったのかよ」と文句を付けつつ一応納得しましたけど。3人とも末晴の心情を『充分理解している』のに、振り回すような事やってるのが、多分気に食わないんだと思います。

 こんな面倒臭い事をやってるんなら、本当に思考を投げ出して「3人同時に付き合っちゃえよ」と言いたくなる。まあ、それは出来ないから悩んでるのも分かってるんですけどね。今回の流れで黒羽に決まらないかなあ。と、期待しても無理だろうなあ。

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