SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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大罪ダンジョン教習所の反面教師 外れギフトの【案内人】が実は最強の探索者であることを、生徒たちはまだ知らない

[著者:御鷹穂積/イラスト:へいろー/富士見ファンタジア文庫]

 ダンジョン探索と、その探索に必要な『免許証』を得る為の『訓練所』での勉学などが物語のメインイベント。地下七階層で、最下層まで到達しているようなので、未開の地みたいな不透明さは無く、探索自体は案外進んでいるのかなあって印象でした。

 何故『七つの大罪』の特徴が階層ごとに見られるのか? と言う疑問は、結局ハッキリとは分からず。ダンジョン自体も、実際の所あまり深い掘り下げは見られず、まだ結構謎な部分は多いですよね。

 本作で最も重要なのは、世間一般には知らされていない、第七階層の下の『第八階層』。到達者には『死者蘇生』の願いが叶うと言われており、アレテーはそこを到達を目指してディルに教えを受けている。

 第八階層に関しては、ディルがかつて到達した事と、その上で彼の身に何が起こったか? について語られていましたが、ダンジョン内部の実態は、やっぱり色々分からない事が多いです。アレテーが順調に資格を得て行き、ダンジョン探索要素が増えて行けば、更に深い詳細まで知る事も出来るのかな。