SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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妹の友達の美人ヤンキーJK 世間知らず過ぎて世話を焼いていたら惚れられました

[著者:マリパラ/イラスト:一乃ゆゆ/富士見ファンタジア文庫]

 そもそも『ヤンキー』とは何か? ふと考えてみて「そういや正確にはなんだろ?」って疑問を抱いて、読みながら何となく検索したりしてました。

 結局捉え方の範囲が広過ぎて、“これ”と言った明確なものは掴み切れませんでしたけど。ただ、そこから抱いたイメージとしては、この物語のJK達を『ヤンキー』と括るのは、ちょっと違うかなあって、何となくしっくり来ない手応えもありました。

 まあ、悪ぶってるけど『根は良い子』達なんですよね。本物の素行不良の非行少女だったら、ツカサなんかもっと精神的にボロカスな扱いされてたと思うよ。その辺りの事を考えると、少なくとも悪いイメージとしては見られなかったかも。むしろ『性格の良い子』感が際立ってたんじゃないかな?

 エリカの家庭環境に対してのツカサの介入的行為については、個人的にはちょっとどうかと思う部分もありました。でも、とりあえず大事に至らず済んで、良い方へ進んでくれたのでホッとしました。