SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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リアデイルの大地にて7

[著者:Ceez/イラスト:てんまそ/ファミ通文庫(B6判)]

 『村の宿屋にテレビを置いて、遠方からの映像を流してみんなで盛り上がろう』作戦。何がきっかけで、何がケーナの意欲を掻き立てたのか。改めて思い返してみても、「なんか気付けば成り行きでそうなってた」としか言い様がなかったかも知れない。

 今回前半は、その為の『モニター探し』として、ケーナとオプスが『守護者の塔』巡るお話でした。これまで、どのくらいケーナが『守護者の塔』を見つけて押さえたか、振り返って再確認する側面があったのかな? とも思いました。

 後半は武闘祭。元プレイヤー同士が張り切り過ぎたせいで、ちょっと半端な幕切れだったのは仕方なしか。オプスが参加した意図は、結局何だったんでしょうね。甲冑のちっちゃい人は誰だったんだろ? ぶつ切りな幕切れだったので、ハッキリしない部分もあったかなあ。

 多分だけど、オプスの狙いは元プレイヤーの注目を引いて集める事じゃないかな? 確か、後に起こる何らかの出来事にプレイヤー達が必要だ、とか言ってたみたいだし。この辺の事情も、まだ良く分からないですよね。

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