SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…7

[著者:山口悟/イラスト:ひだかなみ/一迅社文庫アイリス]

 魔法省での攻略対象新キャラ達が、カタリナにたらし込まれない! と言う驚愕の事実。もう際限なくたらし込みまくると思い込んでいたので、結構予想外でした。あと、もうこれ以上『カタリナ好き』な人が膨れ上がってもなあ……って気持ちだったので、なんかちょっとだけホッとしました。

 デューイとサイラスは、どうやら本来ゲームの主人公であるマリアに惹かれているらしいです。ただ、それだとゲーム上のカタリナは『破滅エンド』を迎えてしまうわけなんですけどねえ。

 今のカタリナは、「マリアを応援したい」けど「自分の身の破滅は嫌だ」な感情がぶつかり合っている。まあ、現実のカタリナは多くの人から好意的な感情を向けられているので、対人関係で理不尽に破滅する可能性は低いと思うんですけどね。

 ただ、何故かカタリナに発生した『闇の魔力』適性が、悪い方に転がって破滅へ向かう……なんて未来は下手したらあり得そうで。その辺は、先行きが見通せない不確定要素も多くてちょっと心配です。

 護ってくれる人達が付いていてくれるので、今の所はそこまでの危機感はありません。でも、カタリナが宿した闇の魔力と契約の件は、早くその謎の詳細が明らかになって欲しいです。

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