SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…8

[著者:山口悟/イラスト:ひだかなみ/一迅社文庫アイリス]

 近隣国家同士の会合に、問答無用で参加させられる羽目になったカタリナ。魔法省勤務からちょっとだけ離れて、久々に“カタリナにたらし込まれた”仲良しメンバーとの賑やかな交流が見られました。

 ジオルドが仕掛けて、キースとメアリが警戒して、アランが呆れ戸惑い、ソフィアが頑張って入り込もうとして、ニコルが溢れそうな想いを自制する。なんかこう、カタリナを巡っての和気あいあいとした空気感が妙に懐かしいなあ、と思わされました。

 カタリナに宿った闇の魔法・契約書の件は、あまり進展は無し。そもそも古語を読めるようにもっと頑張りましょう、と言った所。

 ただ、大人しかったポチが実はずっとカタリナを守護していた事が分かって、ちょっと「おおっ?」ってなりましたけどね。やっぱりカタリナには強い『闇の魔法』適性があるんでしょうかねえ。

 話は魔法省に戻って次巻へ続く、でした。誘拐、人身売買とかキナ臭い話の調査の為、近隣の街へ出向く事に。闇の魔力の気配もあるようで。やけにカタリナの周囲に絡み続ける、この闇の魔力関連の行方はやっぱり気になりますね。

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