［著者：楢山幕府／イラスト：えびすし／ＴＯブックス］
『転生』と『乙女ゲーム』要素が満載の内容で、実際にはそのどちらのジャンルにも当てはまらないんですが、割とそれに近い感覚を堪能出来る内容でした。加えて元悪役令嬢の華麗な復讐劇、みたいな感じで。一度目のクラウディアは実際本当に性格極悪な悪役令嬢だったようで、死に戻りでようやくそこを自覚して、自分を陥れた義妹フェルミナのたくらみを回避しようと立ち回りを見せて行く。
かつての娼館で得た知識を経験を武器に、フェルミナの陰湿なやり口を難なく退けて見せる。フェルミナが予想以上に救いようのない、しつこく食らいつく性格最悪な極悪バカ女だったので、ようやくやり込めた時に随分スカッとさせてもらえました。
一応今回の件に関しては決着がついたので、さて次はどんな展開になるのか。シルヴェスターとの婚約話がメインでしょうかね。既に相思相愛な関係ですけど、何か波乱が起こったりするのかどうか。
