[著者:佐藤三/イラスト:雀葵蘭/ベリーズファンタジー]
「幼女イジメとか勘弁してくれ……」とか「幼女にもっと優しい展開になってくれよ……」とか思いながら読んでました。この話、なんか幼女に恨みでもあるかの如く、主人公幼女エリーに対して妙に風当たりが強くないですか?
追放された後もずーっと散々苦労しっ放しだったし、支えになるはずのイケメン騎士は裏目に出る事ばっかりやってて頭弱めだったし、エリーを追放したゴミクズ野郎はなかなか『ざまぁ』されずにのさばってたし、国王は無能だし、事あるごとに理不尽にイジメられてばっかりだし、どうにもイライラしながらストレス溜まる展開で疲れました。
最後の方では少しずつながらエリーの立場が好転するので、それまでは我慢しながら追う事になります。追放からのチート覚醒でざまぁなスカッと展開を期待すると、ちょっともやもやが残ってしまうかも知れません。