[著者:衣笠彰梧/イラスト:トモセシュンサク/MF文庫J]
とある人物に対して「ざまぁ」展開が見られたのでスッキリ。
清隆とってはいつでもどうにでもなる相手ながら、色々面倒臭くてうっとうしく姑息に暗躍して回ってたので、終盤で畳み掛けるように止めを刺した展開にはとて満足でした。その現場で、清隆が表向きでは全く関わっていない(ように見せていた)所では、改めて得体の知れない彼のおぞましさが感じられましたけどね。
前回の体育祭でハッキリしてなかった伏線は、今回でほぼ回収されていました。文化祭での進行予想を、よくもそんな前段階から想定して仕掛けられたなあと言う思いでしたが、まあ清隆なら無理でも不思議でもなんでもないのか。
文化祭本番では色々想定外の騒動もありつつ、堀北クラスにとっては結果は上々と言えるものだったと思います。全員一致特別授業以降、割と心穏やかに見ていられのは、果たして全て『清隆の思惑通り』に動いているからなのかどうか。
なんにせよ、鈴音を含めてクラス個人個人が目覚ましい成長を見せ、敵対者に臆する事なく向かっていける自信に繋がっているのは見ていて安心させられますね。
既刊感想:『ようこそ実力至上主義の教室へ』感想一覧