[著者:香坂マト/イラスト:がおう/電撃文庫]
前巻からの謎について。アリナの能力→“神域を超える”以外は相変わらずさっぱり分からん。『黒衣の男』の正体→判明(今回の最重要ポイント)。『大賢者』の素性と行方→一切触れられず。『魔神』とは何か→とても重要な事が僅かながら判明。と言った具合。
あとは「アイナったら、“胸にズキリと痛みを感じる”とか、ジェイドの事を意識してんじゃーんニヤニヤ」だったり、「ライラちゃん、あなた……マジですか……?」だったり。
物語の進行傾向として、『軽い雰囲気』のち『重くシリアスに傾く』みたいなスタイルは毎度の定番になりつつあるようで。アイナが「残業残業残業……うぐぉあーーーー!」って騒いでいる分にはまだ気軽に見られている感じです。
ただ、『魔神』や『裏クエスト』などのキナ臭い要素が徐々に増しつつあるので、それに合わせて重い展開も増して行くのかも、なんて予感もあったりしますが、どうなるでしょうね。