SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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転生したら皇帝でした3 ~生まれながらの皇帝はこの先生き残れるか~

[著者:魔石の硬さ/イラスト:柴乃櫂人/TOブックス]

 『愚かな皇帝のフリ』はおしまい。に、なった所で10歳の幼さなのは変わらずで、愚帝を演じていたからこそ出来ていた『暗殺の危機回避』の手段が使えなくなった今、その点の危機管理はどうなのか? と言う疑問やら不安やらが色々と沸き上がってしまう。

 もっとも、見ている分にはカーマインの脇を固める人材が極めて優秀なので、あまり危機的状況に陥る事もないのかなあと言った具合。そういやカーマイン自身がチート的な能力はあったんだっけ?

 今回は、皇帝としての帝国内乱平定に向けての政策に明け暮れていた為、あまり個人の戦闘能力的な部分は見られなかったので、実際の所はどうだったかなあと。

 まあ公衆の面前で反逆者を断罪して見せたので、並々ならぬ手腕も広く伝わっているでしょうかね。そんな所を思い返すと、幼帝ながら『戦う能力』に関してもあまり心配する必要はないのかも。

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