[著者:鈴木えんぺら/イラスト:小花雪/HJ文庫]
タイトルからエロコメディっぽい展開を想像してたのですが、ヒロインが裏垢作って積極的に痴態を晒している割には、案外エロ要素エロ描写は薄味だったような印象でした。
それよりも、主人公の『ガリ勉くん』こと勉の『尖り過ぎた性質』みたいなものの方にぐぐっと興味を引かれてましたよ。真面目そうだけど真面目じゃなく、性格は捻じ曲がっているように見えて実は嫌われ役を意識して演じているようで、さらにむっつりスケベっぽくて実は性欲に忠実なオープンスケベだったり。
勉の一風変わった性格を「面白い奴だなあ」なんて思いながら眺めてました。しかし恋愛経験はゼロで異性の感情の扱いは壊滅的、そんな感じで好意を持たれた茉莉花と今後どう接して行くか見物ですね。