[著者:安部若菜/KADOKAWA]
この結末に触れて、「付き合い続けていてもいいんじゃないかなあ」と、ぼんやり考え込んだりしていました。ファンとの個人交流は、あくまで内輪にバレただけで、幸い?SNSなどでの暴露拡散炎上には至らなかったわけだし。
それでも、これはアイドルとしての『けじめ』の意思を、ガチ恋オタクな推しが『尊重』した結果として、二人がそれぞれに出した『答え』だったのかなと言う気持ちに至りました。
実々花はアイドルとしての輝きと羨望を容易くは捨てられないかも知れないし、ケイタはガチ恋推しの消失を埋められずにいつまでも引きずってしまうかも知れない。
それでも、いつか自分の中で折り合いがつけられたとしたら、どこか別の立場と場所で、改めて付き合って欲しいなあ……なんて思ってしまいました。