[著者:高橋祐一/イラスト:つなかわ/HJ文庫]
大体の事が、バルカの戦略の凄さを感じる前に終わってしまっていた印象で、ガッツリ戦争の知略戦略描写を味わうのとはちょっと違ったかな、と言う手応えでした。
もっとも、あまり入り組み過ぎると話の内容も暗く重たくなりそうで、そう言った意味では無駄に明るくのんきでお気楽なバルカの性質に合った雰囲気なのかな、とも思いました。
それに、小難しい戦略の手立てを感じさせず、何となくあっさりやってのけている感じも、バルカの特徴をよく表していたのかなと。
今後に向けて気になっているのは特に王位に就いたシビーユとの関係。表向きでこう宣言したら深まりが困難な気もするんですが……その辺どうやって見せて行くか気になる所です。