[著者:ケンイチ/イラスト:ネム/マッグガーデンノベルズ]
神々の遊戯か興味か、そんな趣味に巻き込まれるようにして振り掛かった異世界転生、みたいな印象だったかも。主人公のテンマに能力を与えるだけ与えて、あとは放置プレイで手を貸さずに高みの見物って事は多分そう言う事なんでしょう。
赤ちゃんからスタートの、のんびり異世界転生チート無双展開かと思いきや、終盤でなかなかに重くてエグい状況が待ち構えていて驚かされました。
この状況でも神々はテンマに手を差し伸べないもんだから、「ちょっと勝手に巻き込んだ割には冷たいんじゃないの?」と思ってしまったわけで、「あぁ一切手出しはしないんだなあ」みたいな気持ちで茫然と事態を眺めていました。
最後、結末がハッキリせず収拾がつかないままぶつ切れだったのは少々不満が残る所で、事件のその先の状況が色々と気になってしまいました。