SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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ストレイト・ジャケット6 ラクエンのサダメ~THE MIRAGE~

[著者:榊一郎/イラスト:藤城陽/富士見ファンタジア文庫]

 『魔族化した個体に人間と同等の理性や感情を残す事』についての研究に取りつかれ溺れた医師の話。ここから、もしかしたら理性的な魔族化の実用に成功したならば、あたゆる新たな可能性が生まれるかも知れない、と言う方向に流れが広がって行くような感じでした。

 当然レイオットは激しい嫌悪を示す程に否定的で、しかし魔族化に理性を宿した『完全体』が存在している事も示されたわけで。この先、魔族・魔族化・完全体の要素が一層色濃く物語に絡んで来る事になるんでしょうかねえ。

 レイオット自身にも、魔族化の実態についてとか、誰が何の目的で魔族化に絡んだ暗躍をしているかは把握出来ていなくて。そう言った得体の知れない闇がじりじり迫りつつあるような何となくの嫌な感じもありました。