[著者:大黒尚人/原案・監修:賀東招二/イラスト:四季童子/富士見ファンタジア文庫]
達哉達の側と同調して追っている感じだと、「裏で何が起こっているのかよく分からん」状況のまま、ほぼ為すすべなく窮地に陥っているようでした。
ミハイロフと、乗っ取られたDOMSと、ジオトロン社と、一枚岩ではないらしい米国軍、これらが複雑に絡み合って何かを為そうとしている。これまでの描写の流れから推察するに、おそらくASオペレーターの『性質』を抜き取って無人機に転用している辺りが鍵となっているんでしょうかね。
どうも相手は先の戦闘で確かな成果を捉えたようで、それが今後の展開にどう影響するか、と言った所なのかな。まあロクな事にはならなさそうですが、これまでおぼろげだった『達哉が真に立ち向かうべき敵』の姿が、段々ハッキリと形になって来たような感じです。