[著者:大黒尚人/原案・監修:賀東招二/イラスト:四季童子/富士見ファンタジア文庫]
菊乃の身柄を懐に取り込んだ事がどう影響するか、と言った幕開け。もちろん無難に済むはずもなく、ただ何となくの雰囲気的には、彼女がまた単純に敵対者に戻るって感じでもなかったんですよね。なのでその辺りの動きがどうなるか注目して眺めていました。
結果的には昨日の敵は今日の友? とはまた少々違ってましたけど、これまでとはまた違った菊乃との付き合い方が用意されていて、それも個人的には割と好ましいものだったので良かったのかなと。
菊乃にしてもアデリーナにしても、まだ互いに複雑な思いがあって吹っ切れてない部分もあるんですけど、達哉を巡っての事も含めて案外良い関係性を築いて行けるんじゃないでしょうかね。