[著者:大黒尚人/原案・監修:賀東招二/イラスト:四季童子/富士見ファンタジア文庫]
ラスボスはオルカン? で、いいのかな? と、半信半疑な気分だったのは、何となくその裏にもっと大きな国家規模的な陰謀の臭いがあるようなないような……何ともハッキリ言えない表現なのがもどかしい所ですが。
オルカンを捕縛して終わり、ではないでしょうね。彼の意識が影響するASに搭載されたAIなのか何なのか、『彼』と表現されている“何か”が、おそらく達哉の真に『断ち切るべき敵』なのかなあって感じではあったのかなと。
次が最終巻なので物語は最終局面に入っていて、やはり得体の知れない人知を超越した『彼』とやらの存在が最後の鍵となるのでしょう。もう既に割と絶望的な雰囲気があって、達哉がどのように立ち向かってくれるのか、最後の山場で大きな盛り上がりに期待したいです。