セブンキャストのひきこもり魔術王

[著者:岬かつみ/イラスト:mmu/富士見ファンタジア文庫]★★

 「一人七役? なんのこっちゃ」と思ってしまい
ますよそりゃあ。でも実際読んでみて納得。大袈裟
でも誇張でも何でもなく、キッチリハッキリ一人七
役やってました。まあそれでブランに対して思った
のが「よくもこんな面倒臭い事を日常的にやってら
れるなあ」でした。と同時に、彼の“ひきこもり”
への並々ならぬ執着心も存分に伝わって来ました。
 分身達の描き分けの際、個々の存在感に差が出て
しまうのは仕方ない所でしょうかね。能力的にも性
格的にも効果的な使い所は様々だと思いますし。
 外見性格共にバラバラな様で非常に似通っている
と感じられるのは面白い。ブランが頻繁に憑依して
るので、当たり前と言っちゃ当たり前ですけどね。