SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

陰キャの僕に罰ゲームで告白してきたはずのギャルが、どう見ても僕にベタ惚れです1

[著者:結石/イラスト:かがちさく/HJ文庫] 主人公の陽信。 陰キャぼっちかと思ってたら、めちゃくちゃ『性格イケメン』じゃないですか。 七海に対してかなりの“頼れる男子”っぷりを発揮していて驚きました。 勝手に底辺イメージを抱いていてしまって…

家事万能の俺が孤高(?)の美少女を朝から夜までお世話することになった話

[著者:鼈甲飴雨/イラスト:木なこ/HJ文庫] 主人公とヒロインの『甘々な半同棲生活』……ってわけじゃなかったです。 最初の頃にイメージしてたのはこれだったんですけどね。 隠れヘタレヒロインな祈を、主人公の鏡夜がサポートする、みたいな印象。 特…

あの夏、夢の終わりで恋をした。

[著者:冬野夜空/カバーイラスト:雨壱絵穹/スターツ出版文庫] 読みながら、しばらく続いていた妙な“違和感”。 それは、透が咲葵へ向ける視線と、咲葵が回想で透へ向ける視線が、食い違って見えた事が原因で。 同じはずなのに、それぞれ全く別の人を見て…

一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。

[著者:冬野夜空/カバーイラスト:へちま/スターツ出版文庫] 『“死の予兆”をほとんど感じさせない人』 綾部香織を言い表すなら、こうかな、と。個人的には。 重病患者である事。 死へのカウントダウンが進んでいる事。 読んでいて、輝彦の視点で追ってい…

生きてさえいれば

[著者:小坂流加/カバーイラスト:白身魚/文芸社文庫NEO] ごくあたりまえの日常が、明日も変わりなく続くとは限らない。 だから……、 大切な人に大切なことを告げたいと思ったり、 しばらく会えていない大事な相手に会いたいと思ったら、 「面倒臭い」…

幼なじみが妹だった景山北斗の、哀と愛。

[著者:野村美月/イラスト:へちま/ガガガ文庫] 北斗と春の関係性。 タイトルから既に察してはいましたが、分かっているだけに与えられる辛さも倍増と言う感じでした。 春の事が物凄く好きで好きでたまらないんだけど、拒絶をするしかない。 拒絶をすれ…

灰と幻想のグリムガル level.18 わたしは世界に嫌われている

[著者:十文字青/イラスト:白井鋭利/オーバーラップ文庫] ハルヒロとメリイ(ニヤニヤ)。 ……と、だらしなくニヤついてる場合じゃないんですよ! 前巻以上に“あっさり犠牲者が出てしまう”雰囲気が増していて、ホントに誰がどうなるか分からない状況でし…

余命10年

[著者:小坂流加/カバーイラスト:loundraw/文芸社文庫NEO] 「本当の本当に余命10年なの?」 頭の片隅でちらついてた疑問は、常にこれでした。 茉莉の様子を追っている中で、余命宣告からの数年は『ちょっと病弱な人』程度にしか症状が見られなかった…

神様の定食屋2 ごちそうさま、めしあがれ

[著者:中村颯希/双葉文庫] 神様って、『超常現象的な何か』と思っておけばいいのかなあ? 妙に人間慣れしてる所がある神様なので、何かしらの『人間との縁』みたいな過去を持ってるのかなあ、とか思ってたんですけど。 哲史だからこそ、彼の人柄の良さに…

神様の定食屋

[著者:中村颯希/双葉文庫] 飯テロと、定食屋として様々な事情を持つお客さん達と交流を深める、人情味あふれる物語。 読んでいて腹が減るし、神さまの奇跡による“触れ合い”に涙が出そうになるし。 で、最後は「ぐ~」っと音を鳴らせながら、心が温まるよ…