[著者:淡路帆希/イラスト:椎名優/富士見ファンタジア文庫]★★
本編完結後の短編集2巻目&シリーズ最終巻。ルビーウルフとジェイドが結ばれて少し歳月が流れた時点で、ルビーが様々な過去へ想いを巡らせてゆく……という纏め方。本編の方では、あんまり詳しくルビーとジェイドが互いの事をどう想ってるのかが描かれなかった気がするので、その辺を大幅に補強するようなエピソードが多かったかも知れない。
時期的に3巻と4巻の間って事だけど、その頃はどちらもそれ程好意感情を表に出してる印象は無くて。だから意外と「どっちもそんなに相手を意識してたのかよ!」って気持ちが大きかったなぁ。二人とも、似たように意識して誤解して焦って自爆して羞恥心に見舞われる、と。微笑ましかったな〜。
紅牙のルビーウルフ(7)
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淡路帆希 富士見書房 2008年04月