[著者:雨木シュウスケ/イラスト:深遊/富士見ファンタジア文庫]★★
9巻以来、久々の長編展開。これまで抱えていた謎が一気に放出され、結果的に更に謎や伏線が爆発的に膨れ上がってしまったなぁ……という印象。前世譚『レジェンド・オブ・レギオス』を読んでいても、全っ然理解が追い付かない。でもまあ、サヤとニルフィリア、それにアイレインの特性を多少なりとも知っていただけ、まだ良かったのかも?
ただ、押さえておくべき点が非常に多くて追って行くのがちと大変なんだけど、そこら辺もこの物語の面白味なのかなと。今はリーリンの右目とニーナの廃貴族、それらを狙う者達の動向に要注目か。
既刊感想:『鋼殻のレギオス』感想一覧
ブラック・アラベスク
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雨木シュウスケ 富士見書房 2009年03月25日