[著者:八街歩/イラスト:深崎暮人/富士見ファンタジア文庫]★★
シリーズ第4巻。いやぁ、何にしてもエリザベー
トの存在感は凄ぇなと(今回はメインストーリーと
あまり絡まない終盤からの登場だったのに)。八祖
の代表者達をあっさりブチ殺す狂気ぶりは凄まじい
モノがあるな。しかも己が狂っているのを自覚した
上で、欲望を成就する為の知謀を巡らせる頭脳も有
しているから余計性質が悪い。なんか彼女の狂気が
登場する直前まで繰り広げていた、ナイトと五聖竜
キョウシロウとの死闘が霞んでしまったぞ……。
そのエリザベートが起こした凶行とシュトレンベ
ルグとの対話、更に意識のみ顕現した『先生』の呟
きから重要な新事実が次々発覚。単に選出者同士が
戦うだけでは済まされない、って事だろうなぁ。
既刊感想:ナイトサクセサー〜夜を継ぐ者
フェイクマスター〜虚夢を語る者
フールジェスター〜道化る愚か者
ぼくと彼女に降る夜(ザ・パーティー〜生贄をふるうモ)
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八街歩 富士見書房 2008年11月