
- 作者: 神野オキナ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/01/18
- メディア: 文庫
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三人に備わった超能力、受け入れるのに案外時間
は掛からなかった印象です。不運としか言い様のな
い大事故は精神的な傷跡が深く残りそうなもので、
更に能力発現の切っ掛けとなった投薬が無ければお
そらく命を落としていたでしょうし。その辺りの現
実と向き合って飲み込み納得させるまで、もしかし
たら結構な時間が必要なのかもと思っていたので。
急に手にした超能力に対して葛藤を抱き受け入れ
る過程は程々で、この部分がメインイベントかと想
像してました。そこは案外あっさり加減でしたね。
その能力を用いて、暴走した同じ能力者を沈静化
する事こそが主な見所。四郎は赤の他人だったので、
真之斗達と深い因縁でもあれば良かったのになと。