始まりの魔法使い2 言葉の時代

[著者:石之宮カント/イラスト:ファルまろ/富士見ファンタジア文庫]★★

始まりの魔法使い2 言葉の時代 (ファンタジア文庫)

始まりの魔法使い2 言葉の時代 (ファンタジア文庫)

 竜歴500年代のエピソードを“私”視点で追っ
ているものと思っていました。が、今巻の結末に触
れて、もしかしたらこれって、記憶や想いを継承し
た“彼女”の中に在る風景を描いていたものだった
り……とか? そんな風にも見えたりもしました。
 最後に漢字表記で示して見せた彼女の“名前”に
何か意味が込められているのかどうか、そして主人
公の名前が伏せられているのにも意図があるのかど
うか、気になる所で思い浮かんだのはこの辺りでし
ょうか。物語の中で“私”が辿る道はまだまだハッ
キリ見出せておらず、実は単なる勘繰り過ぎで深い
意味や意図は無いかも知れませんが、何となく気に
なっているので今後も気に掛けてみる事にします。

既刊感想:

七星のスバル6

[著者:田尾典丈/イラスト:ぶーた/ガガガ文庫]★★

七星のスバル 6 (ガガガ文庫 た 6-6)

七星のスバル 6 (ガガガ文庫 た 6-6)

 この流れならば、最終巻は陽翔の“ピン男子”で
締めてくれるのでしょうね? いや、最終巻じゃな
く次巻でやってくれて全然構いませんけどむしろそ
うして欲しいですけど。ちなみに表紙の話でした。
 さて本編、最終局面へとひた走る怒涛の展開で、
特に終盤の連戦は大いに盛り上がりを見せてくれま
した。敵役にしては妙に好感度抜群だったカイン、
一発衝突で散らすには惜しい人物でしたが、彼のお
陰で陽翔は更にもう一段階強くなれた感じでした。
 六人なのに何故『七星』? の疑問もエリシアの
謎と共に解かれ、旭姫救出前にやり残してるのはク
ライヴだけかな。次辺りで見られるでしょうかね。


既刊感想:

妹さえいればいい。8

[著者:平坂読/イラスト:カントク/ガガガ文庫]★★★

妹さえいればいい。 8 (ガガガ文庫 ひ 4-8)

妹さえいればいい。 8 (ガガガ文庫 ひ 4-8)

 今回、作家側の心情で特にぐっと来たのが、82
頁の新刊観察時の春斗のシーンで、書き手の方の気
持ちが春斗の思いの中に切実に込められているから
こそ、ずっしりと重く心に響くものがありました。
 あとは伊月のアニメ化発表前のトラブルを筆頭に、
細々と色々な動きはあって、どれもこれも堪能させ
て貰えましたが、一番は千尋の件でしょうか。初期
の頃から好きなキャラだし、満を持してという感じ
でようやく性別偽っている件に大きな動きが見られ
るようになると、やっぱり気になってしまいます。
 どう炸裂させるんだろうかと考えては嫌な汗がじ
わりと滲ん来るのですが、千尋自身も本腰入れて向
き合いつつあるので、じっくり見守りたいですね。

既刊感想:

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?3

[著者:手島史詞/イラスト:COMTA/HJ文庫]★★

 ザガンがネフィを後ろから膝上乗せ抱っこ。ザガ
ンが「――やばいこれ絶対間違えた!」とか後悔の
心の叫びを上げているのを見て。いや間違えてない
よ! むしろそれが正解! 大正解だから! いい
ぞもっとやれ! となりました。相変わらずニヤニ
ヤ悶え転がさせてくれますわこの二人。なんかすっ
かり毎度の楽しみの一つに定着しちゃいましたね。
 本編の方は、魔族への対抗策がザガンの求めるも
のへ繋がって行くのかどうか、その辺りが今後の焦
点となりそうな気もします。しかしビフロンスのよ
うな一筋縄では行かない魔王が他に11人も居ると
か。ザガンには厄介極まりない存在でしょうけど、
どんな人物達なのか登場が楽しみでもあります。

既刊感想:

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?2

[著者:手島史詞/イラスト:COMTA/HJ文庫]★★

 「だーれだ」からの「あれ? 届かない……」っ
て、初っ端から可愛過ぎんだろ! 控え目で遠慮し
がちなネフィが頑張って勇気出して一生懸命ザガン
に仕掛けようとしてる姿が容易に頭に浮かんでもう
ニヤニヤごろごろ転がっちゃいたい気分ですね!
 最初からこの高揚感。堪りませんね~。気付かな
い振りしてそわそわしてるザガンも、実はかなり可
愛かったりするんですけど。相変わらずぎこちなく
も想い合ってるのが丸分かりなのが凄く良いです。
 今回は、竜族の娘フォルからの聖騎士シャスティ
ルの事情へ繋がって行く展開で、魔王側と教会とが
魔族と対するべく手を取り合うか否か。この辺りが
今後の内容に影響を与えて行きそうな感じです。

既刊感想: