ありふれた職業で世界最強4

[著者:白米良/イラスト:たかやKi/オーバーラップ文庫]★★★

ありふれた職業で世界最強 4 (オーバーラップ文庫)

ありふれた職業で世界最強 4 (オーバーラップ文庫)

 「ハジメ、パパになる?」「運命の再会」の二
本立て。前者は海人族の子・ミュウの保護、ハジ
メの敵対者への容赦ない暴力が降り注ぐ、一方的
な蹂躙と惨状も既に見慣れた光景と化してます。
 そして今回のメインイベントでもある後者の方
は、遂にハジメに訪れた地下迷宮捜索本隊のクラ
スメイト達との再会の時。最早ハジメ自身にそん
な気は全くなく、それでも香織への義理を果たす
為だけとは言え、耳を傾けて救出に赴く辺りはち
ょっと嬉しかったですね。加えて、いけ好かない
奴等に圧倒的な力と正論で黙らせる所で大分スッ
キリしました。悩みながらも行く道を決めてハッ
キリ告げた香織の姿も見られて良かったですね。

既刊感想:

宝石吐きのおんなのこ7 ~追憶に沈む学び舎~

[著者:なみあと/イラスト:景/ぽにきゃんBOOKS]★★★

 クリューの遠征体験入学の方は、本人の性格故
にちょっとした事で落ち込んだりもしてましたけ
ど、リーエという良き級友にも出逢えたし、クル
ーロル、マリア夫妻はとっても親身で優しく、好
奇心による“悪いこと”もクリューらしい可愛げ
のあるもので。ほのぼの穏やかな空気に包まれて
いて、親目線で幸せな気分にさせて貰えました。
 一方で遠く離れたスプートニクソアランの側
は、少しずつ真相が剥がされる度に殺伐とした空
気が漂っていました。一週間から十日程度の、割
と波風立たなさそうな内容になるのかと、旅立つ
頃の雰囲気では思ってたんですけど。クリューの
出自について大分深く踏み込んで来ましたね。

既刊感想:

宝石吐きのおんなのこ6 ~旅立ちを告げる手紙~

[著者:なみあと/イラスト:景/ぽにきゃんBOOKS]★★

 「お前の事を言ってんだよ!」ってソアランに
ぐりぐり指突き付けてやりたくなりましたね。イ
ラージャの想いに気付いて気に掛けて悩んでるの
かと思いきや、とんだ鈍感クソ野郎でしたね。
 似たような気持ちでスプートニクに対しても、
クリュー不在でそわそわ落ち着きがない姿にニヤ
ニヤしていたら、父親目線でクリューの未来に思
いを馳せたりとか。いや状況的に間違っちゃいな
いですけど、「クリューはあんたとそうなりたい
んだよ!」って思わず言いたくなりましたね。
 野郎共はせいぜい精神的苦痛を味わってればい
いやと思いつつ、クリューの初めての単独遠征に
は親目線で気を配って行きたいと思っています。

既刊感想:

<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 7.奇跡の盾

[著者:海道左近/イラスト:タイキ/HJ文庫]★★

 前巻エピソードの続きで完結編の本編と、「一
方その頃……」な外伝の二本立て。本編の方は、
大きな事でネメシスの『第三形態』進化の完成形
お披露目。これもまた使い所が難しい技ですが、
やっぱりこれもまた相性やタイミングがピタリと
合う展開ならば絶大な威力を発揮する。非常に見
栄えが良く、単純に「カッコイイ!」。レイとネ
メシスの“弱味”も大分補強されましたし、今後
これまでと一味違った戦い方も見られそうです。
 そしてどうしても気になってしまうNPCティ
アンの存在。恋愛結婚の先の妊娠出産までプレイ
ヤーとの関係が容認されている所に、まだ何か深
い意味があるような……考え過ぎでしょうかね。

既刊感想:

<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 6.<月世の会>

[著者:海道左近/イラスト:タイキ/HJ文庫]★★

 新章開幕。直後にいきなり拉致られるとか、巻
き込まれるのに事欠かないのはゲーム内に限って
は良い事なのかどうか。退屈しないという意味で
はありなのかも知れませんけど、レイは退屈凌ぎ
の玩具にさせられてる様子でしたからねえ。しか
もゲームとリアルで繋がっている宗教勧誘っぽい
のとか、厄介な人に目を付けられたもんです。
 そう言えば、このシリーズで珍しく、現実世界
での様子が結構描かれていました。月夜との絡み
はもう運が悪かった愁傷様とかしか言えませんが、
今回の内容的にはビースリー先輩の方が気になっ
てます。攻略不可能に近い依頼をこなしつつ、ど
んな隠された素顔を見せてくれるでしょうね。

既刊感想: