普通のリーマン、異世界渋谷でジョブチェンジ1

[著者:雪野宮竜胆/イラスト:電鬼/レジェンドノベルス]★★

普通のリーマン、異世界渋谷でジョブチェンジ 1 (レジェンドノベルス)

普通のリーマン、異世界渋谷でジョブチェンジ 1 (レジェンドノベルス)

 成り行きで転職を望んだとは言え、その代償とし
て割と理不尽に異世界転移させられているように見
えました。でも、凶悪な魔物に遭遇しても、突然頭
の中に「スロットのセットを……」とか訳の分から
ん声が響いても、あまり慌てず動じず即時対応して
見せる辺り、環境適応力の高さはずば抜けているの
かも知れません。疲れ果てた顔した冴えないサラリ
ーマンのイメージからは、結構意外な感じでした。
 澄人(スミト)の行動の方針はまだ明確には定ま
っておらず、とりあえず助けを請われて奴隷少女の
解放に動いたと言った具合で。スミトが得たレアス
キルの『管理者』も謎が多く、異世界に放り出され
た所で色々知るのはまだまだこれからのようです。

ダンジョン・シェルパ 迷宮道先案内人1

[著者:加茂セイ/イラスト:布施龍太/レジェンドノベルス]★★

ダンジョン・シェルパ 迷宮道先案内人 1 (レジェンドノベルス)

ダンジョン・シェルパ 迷宮道先案内人 1 (レジェンドノベルス)

 ダンジョン探索に、冒険者の『道案内兼助手』専
門の職種が存在すると言うのがちょっと新鮮に映り
ました。初心者であれ熟練者であれ、複数人で組ん
でいれば冒険者だけで探索してもどうにでもなりそ
うで、またそうするのが何となく冒険者のダンジョ
ン探索における“常識”のように思っていたので。
 でも、どうやらこの世界では抱いていた常識は通
用しない模様。有名な冒険者一行でさえ迷宮道先案
内人(ダンジョン・シェルパ)を雇うくらいだから、
自力で生還攻略は非常に困難なものなのかも知れま
せん。そんなシェルパの主人公ロウ、実は未だに勇
者一行と無事の生還を果たせておらず。次回シェル
パとしての更なる本領発揮が見られるかどうか。

女王陛下の異世界戦略1

[著者:第616特別情報大隊/イラスト:巖本英利/レジェンドノベルス]★★

女王陛下の異世界戦略 1 (レジェンドノベルス)

女王陛下の異世界戦略 1 (レジェンドノベルス)

 本来であれば全く同調出来ない事態であっても、
視点を移して立場を変えて改めて眺めてみると、受
け入れ難い暴挙だとしてもその行為に納得させられ
てしまう。人間側からは異形種達による問答無用の
蹂躙、けれども異形種達側からすれば殲滅すべき存
在で、単純に捕食者と被捕食者の関係でしかない。
 異形種集団『アラクネア』の女王視点の物語なの
で、人間達を蹂躙する側とは言え、なかなかに容赦
も慈悲も無い展開で。とは言えあまりに圧倒的かつ
徹底的な暴虐で、あまり胸糞悪い嫌悪感やグロ描写
に気持ちの悪さを抱く余裕すらありませんでした。
 現実世界のゲームと主人公の前世との関連性が微
かにチラつく辺りは、ちょっと気になる所ですね。

ゲーム実況による攻略と逆襲の異世界神戦記1

[著者:かすがまる/イラスト:海鼠/レジェンドノベルス]★★

ゲーム実況による攻略と逆襲の異世界神戦記 1 (レジェンドノベルス)

ゲーム実況による攻略と逆襲の異世界神戦記 1 (レジェンドノベルス)

 ゲーム実況者のプレイヤー視点と、ゲーム内の登
場人物達の視点と、二か所同時中継のような。それ
が一体何を意味するかは、ハッキリとは掴めなかっ
たような気もします。何となく想像していたものと
言えば、実況者がキャラクターに激しく感情移入し
て、現実とゲームの境界線が曖昧となり、距離が近
付いてゲームの世界に転移してしまう……とか。
 実際に終盤で最大限に感情移入してそんな雰囲気
になったりもして、エピローグで「これはもしかし
て……?」となり掛けましたけど。結局は夢に近い
モノとして処理されていました。ここからまだ続く
ようなので、実況者とゲーム内の登場人物達との間
に、いずれ新たな変化が見られるかも知れません。

ダンジョン・スクールデスゲーム1

[著者:スフレ/イラスト:米山舞/レジェンドノベルス]★★

ダンジョン・スクールデスゲーム 1 (レジェンドノベルス)

ダンジョン・スクールデスゲーム 1 (レジェンドノベルス)

 意味不明な存在から“殺し合い”を強要される事
態に陥りながらも、まだ生徒同士で……とまでには
至っていない。水面下で衝突の火種は着実に存在し
始めているようですが、誰も彼も自分が生きるのに
精一杯で、事が起こる前の段階と言う感じでした。
 ダンジョンだのモンスターだの現実離れしている
所は異世界のようでいて、クラス対抗の競争やポイ
ント付与の要素などは妙に現実味を帯びていて、現
実世界の現実離れした実験施設のようにも思える。
 実際の所は、気になる事が多過ぎなのに何も分か
っていない。大翔が警戒する誰もが持つ“裏の顔”
の事や、“二人の勇希”の関連などを含め、人間関
係が原因で色々問題が起こって行きそうな予感も。