ソードアート・オンライン17 アリシゼーション・アウェイクニング

[著者:川原礫/イラスト:abec/電撃文庫]★★

 外部からの介入があまりに多過ぎて、もうアン
ダーワールドに住まう人工フラクトライトの魂た
ちの戦いでは無くなりつつある。首謀者のガブリ
エルからして外部の人間なので、外部者の企てを
破りアンダーワールドの人達の命を救う為には、
同じ外部勢力が必要なのかなとは思いましたが。
 しかし終局に向かうにつれて、アンダーワール
ドの人達の見せ場が削がれて行ってしまうのには
「うーん」って感じでした。結末はどうであれ、
彼ら主体の戦いの行く末を見てみたいと思ってい
たので。まあ結局外部の助力が必要不可欠だと言
う所に戻ってしまうんですけど、何とか一人でも
多く彼等の命を救って欲しいと願うのみです。

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ソードアート・オンライン16 アリシゼーション・エクスプローディング

[著者:川原礫/イラスト:abec/電撃文庫]★★

 『ラース』が更に無能ぶりを晒してしまう。い
や、この場合は見事に出し抜いた米国側が数枚上
手だったのか? にしても、ユイが居なかったら
どうなってた事か。それでもまだ何とか最悪を回
避できるか否かの瀬戸際ですけど。この途中でも
上手く行った際の事後処理の時でもいいから、せ
めて汚名返上の機会でも設けて欲しいもんです。
 アンダーワールド大戦は、勇者軍対魔王軍みた
いな。でも、本来は外部介入者以外の全て、人工
フラクトライトの魂を持つ存在なわけで、何か座
り心地が悪いような変な感じです。果たして最終
負荷実験を経たアンダーワールドの人達がどのよ
うな結末を迎えるのか。現状最も気になる所。

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ソードアート・オンライン15 アリシゼーション・インベーディング

[著者:川原礫/イラスト:abec/電撃文庫]★★★

 『ラース』がアンダーワールド住人の“魂”で
ある『人工フラクトライト』を、充分な態勢で管
理制御出来ていると思われていましたが、ハッキ
リ言って全然ダメだろう、と苦言を呈したくなる
ような実情。そりゃアスナさんも激おこですわ。
 ただ、それらは予想を超える想定外の出来事ば
かりで、つまりアンダーワールドに生きる魂達の
想像以上の自我や成長が引き起こしたものなのだ
ろうか、と。この新展開は完全に外部の混乱に巻
き込まれたような形で、キリトなんかはもろに直
撃でこうなってしまったわけですが、それでもア
リス達の意志力に、外部の問題には捕らわれず影
響を跳ね除けるような力強さが感じられました。

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ソードアート・オンライン14 アリシゼーション・ユナイティング

[著者:川原礫/イラスト:abec/電撃文庫]★★★

 『人界編』完結! と力強く宣言かまされまし
たがアリシゼーション編そのものは未だ何ら収束
していない現状。キリトは現実世界へ帰還する為
のシステム・コンソールにアクセスする、ユージ
オは整合騎士に変わり果てたアリスの記憶を取り
戻しルーリッドの村へ帰る、それぞれの目的を果
たす為にひたすら突き進んで来たわけですが……
何かこう、達成感に満たされたのではなく、辿り
着いた末に何もかも無くなってしまった喪失感や
虚無感だけが残されたような印象でしたかねえ。
 過去の幼き頃の三人一緒の記憶が確かにキリト
に戻った事、そして最期に二人で手を繋ぎ寄り添
えた事、微かな救いだったのかも知れません。

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ソードアート・オンライン13 アリシゼーション・ディバイディング

[著者:川原礫/イラスト:abec/電撃文庫]★★

 整合騎士の人達って、記憶を改ざんされて最高
司祭に絶対服従の筈なのに、どこかそうとは感じ
させない人間味を垣間見せる事がある。今回の騎
士長ベルクーリも、これまでキリトが剣を交えた
整合騎士達も、最高司祭の単なる駒や操り人形で
はない人格を現す事があり、そう言うの目の当た
りにすると何とかこの人達も救う手段はないもの
か、とキリトが思うのも何か分かるなあって。
 暫く続いた説明や解説が入り乱れていた展開も
落ち着き、ようやくアリスとがっつり向き合って
語り合える状況になりました。深層記憶にキリト
が存在する事実、元に戻る鍵となる最も大事な記
憶。重大な謎もそろそろ解かれる頃でしょうか。

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