小説感想
[著者:三上延/イラスト:越島はぐ/メディアワークス文庫]ビブリア古書堂の事件手帖6 ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)作者:三上 延KADOKAWAAmazon 大輔が栞子さんと付き合って結婚して将来を共にすると言う事は、本にまつわる謎解きの…
[著者:三上延/イラスト:越島はぐ/メディアワークス文庫]ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)作者:三上 延KADOKAWAAmazon 栞子さんが母・智恵子と再び関りを持つ事を求めて動き、それを大輔を通して見続けてい…
[著者:三上延/イラスト:越島はぐ/メディアワークス文庫]ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)作者:三上 延KADOKAWAAmazon 文香は母親の愛情に複雑な気持ちを抱きながらも、割とあっさり栞子さんに本を手渡してた…
[著者:三上延/イラスト:越島はぐ/メディアワークス文庫]ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)作者:三上 延KADOKAWAAmazon 栞子さんの妹・文香の存在をどこか軽視していた所はあったのかも。あくまで母・智恵子…
[著者:三上延/イラスト:越島はぐ/メディアワークス文庫]ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~ (メディアワークス文庫)作者:三上 延KADOKAWAAmazon 実在する書籍や作家と、それにまつわる所有者あるいは探索者と、買い手の古書店と店主…
[著者:綾辻行人/KADOKAWA]Another 2001(下) (角川文庫)作者:綾辻 行人KADOKAWAAmazon 『災厄がレベルアップした』、と。まあ適切な表現かは分からないですが、想たち三年三組が“これまで経験した事のない状況”に追い込まれるのを目の当たりにし…
[著者:綾辻行人/KADOKAWA]Another 2001(上) (角川文庫)作者:綾辻 行人KADOKAWAAmazon 恒一と鳴の前作から三年後の三年三組。『ある年』と確定された新学期から、エピソードSで予兆があった通りに比良塚想が主人公となって、まだ起こるかも分か…
[著者:綾辻行人/KADOKAWA]Another エピソードS(角川文庫版) Another作者:綾辻 行人KADOKAWAAmazon 前作の途中まで「見崎鳴はこの世に存在しない霊的現象なのではないか」と疑念を抱いていて、今作でも同じように登場人物の一人に対して心霊現…
[著者:綾辻行人/KADOKAWA]Another (下) Another (角川文庫)作者:綾辻 行人KADOKAWAAmazon 見崎鳴が、最初の頃の『存在しないもの』のように見えていた場所から、徐々に『人形のような』『生きているが極めて希薄な』を経て『年相応の等身大の少…
[著者:綾辻行人/KADOKAWA]Another(上) (角川文庫 あ 45-8)作者:綾辻 行人KADOKAWAAmazon クラスの中で恒一にだけ存在が見える『見崎鳴』は、『いる』のか『いない』のか。いるとすれば、何故クラス揃って鳴を最初から存在しないかように振舞っ…
[著者:三上延/イラスト:越島はぐ/メディアワークス文庫]ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫)作者:三上 延KADOKAWAAmazon 誠実で無骨な『本が読めない』男と、繊細で引っ込み思案な『本の虫』な女性と、様々…
[著者:中山七里/実業之日本社]嗤う淑女 二人 (実業之日本社文庫)作者:中山 七里実業之日本社Amazon 警察組織が蒲生美智留ひとりに翻弄され煮え湯を飲まされ続け、執念の捜査で尻尾を掴んでいざ反撃開始……と思いきやこんな結末で「うーん」って微妙な手応…
[著者:中山七里/実業之日本社]ふたたび嗤う淑女 (実業之日本社文庫)作者:中山 七里実業之日本社Amazon 前回の『蒲生美智留』が『野々宮恭子』になり変わって、前回同様に“自分では全く手を汚さず”にターゲットに定めた相手を次々に破滅させて行く。 出世…
[著者:中山七里/実業之日本社]嗤う淑女 (実業之日本社文庫)作者:中山 七里実業之日本社Amazon 生活コンサルタントとして相談に乗り的確なアドバイスをしているようで、言葉巧みに相談者の心理操作や心理誘導を促し『犯罪の後押し』をしている。しかし裏…
[著者:貴志祐介/KADOKAWA]鍵のかかった部屋 「防犯探偵・榎本」シリーズ (角川文庫)作者:貴志 祐介KADOKAWAAmazon 『密室殺人』『密室トリック』がテーマのシリーズ3作目。大体の話が、榎本が密室トリックを暴いて真犯人を暴いた所で即終了。真犯人の動…
[著者:貴志祐介/KADOKAWA]狐火の家 「防犯探偵・榎本」シリーズ (角川文庫)作者:貴志 祐介KADOKAWAAmazon 『密室殺人』がテーマのシリーズ2作目。純子ってクールビューティーなイメージがあったけど、こんな天然気質だったとは。 榎本も天然と認識して…
[著者:翔田寛/KADOKAWA]時効犯 船橋署刑事課・香山亮介シリーズ (角川文庫)作者:翔田 寛KADOKAWAAmazon 捜査が進むに連れて、被害者に対する卑劣な殺意の臭いが『複数人』から浮かび上がって来る。加えて時効が成立した未解決殺人事件も関連性が浮上して…
[著者:翔田寛/KADOKAWA]黙秘犯 船橋署刑事課・香山亮介シリーズ (角川文庫)作者:翔田 寛KADOKAWAAmazon ひとつの事件の調査から次々に別の事件が発覚し、それらは最初の事件と無関係に見えながら、捜査が進む度に連鎖的に関連性を帯びて行き、やがて思い…
[著者:東野圭吾/実業之日本社]クスノキの女神作者:東野 圭吾実業之日本社Amazon 『クスノキの番人』の続編シリーズ第二作。ちなみに本書を読む前に『前作必読』です。 主人公・玲斗とクスノキとの出会いの経緯、伯母・千舟との関係性、不可思議現象の『…
[著者:柚月裕子/徳間書店]朽ちないサクラ (徳間文庫)作者:柚月裕子徳間書店Amazon 警察関係者でありながら、実質警察官ではなく事務職員に過ぎない泉が、果たして友人の死の真相に辿り着けたとして円満解決を手に入れられるのか? ここをどう描くのかが…
[著者:翔田寛/KADOKAWA]冤罪犯 船橋署刑事課・香山亮介シリーズ (角川文庫)作者:翔田 寛KADOKAWAAmazon 現在捜査している女児誘拐殺人事件は、まるでそっくり再現されたかのような7年前の『模倣』なのか? その7年前の事件が掘り起こされたと共に浮か…
[著者:葉真中顕/徳間書店]W県警の悲劇 (徳間文庫)作者:葉真中顕徳間書店Amazon 事件の中に仕掛けられている『意外な展開、意外な結末』がテーマの短編集。タイトル通り、どれも『W県警』内での出来事で、各エピソード間に様々な人間関係が意外な所で絡…
[著者:道尾秀介/文藝春秋]いけない (文春文庫)作者:道尾 秀介文藝春秋Amazon 各章に事件や謎が描かれ、各章の最後に提示されている『一枚の絵や画像』が、それまで描かれた謎を解く重大な鍵となっている、みたいな構成のお話。それぞれの章が関連し合い…
[著者:池井戸潤/文藝春秋]シャイロックの子供たち作者:池井戸 潤文藝春秋Amazon メガバンク内での訳あり銀行員達が繰り広げる、ドロドロに歪み腐り切った人間関係と薄汚い出世欲に塗れた物語。 『もしも本当にあったら怖すぎる話』『知らなかった方が良…
[著者:葉真中顕/光文社]コクーン (光文社文庫)作者:葉真中 顕光文社Amazon 『バタフライエフェクト』が主なテーマ。一羽の蝶の『ひと羽ばたき』が、巡り巡って地球の裏側で大きな影響を与えるようなもので。 そこをなぞる様に、とある人の言動が全く別の…
[著者:染井為人/KADOKAWA]震える天秤 (角川文庫)作者:染井 為人KADOKAWAAmazon 主人公の俊藤律、フリージャーナリストの立場にしては、本来彼とは無関係の事件にあまりに深入りし過ぎではないか。これなら『担当刑事が事件に違和感を覚えて捜査に踏み込…
[著者:中山七里/NHK出版]総理にされた男作者:中山 七里NHK出版Amazon 日本の内閣総理大臣の立場から追った、日本の政治政策の話。正確には、総理と『そっくりさん』な男が事情によって無理矢理身代わり総理にさせられ、演技を続けながら政治政策をこなし…
[著者:葉真中顕/光文社]絶叫 (光文社文庫)作者:葉真中 顕光文社Amazon 最初から最後まで、『被害者・鈴木陽子の物語』だったような気がします。刑事である奥貫綾乃が鈴木陽子の不審死の謎を追う展開を持ちながらも、やはり過去からの生涯をこと細かく描…
[著者:市川沙央/文藝春秋]ハンチバック (文春e-book)作者:市川 沙央文藝春秋Amazon 自分で読んでみて、どうにも物語に込められた著者の意図を理解出来た気がしなかったので、『ハンチバック 解説』とか検索かけて頼る事にしました。 その結果、「読む人…
[著者:青崎有吾/東京創元社]体育館の殺人 〈裏染天馬〉シリーズ (創元推理文庫)作者:青崎 有吾東京創元社Amazon この例えが適切かどうか、言って伝わるかどうかは分からないんですが……読んでいて思い浮かんだのは『金田一少年の事件簿』的なやつで。 ク…