[著者:榊一郎/イラスト:増田メグミ/富士見ファンタジア文庫]★
ディスパレイト!コンプ(02)
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榊一郎 富士見書房 2007年09月
過去編2巻目。トルクとテレスの逃亡劇の結末。ここから現在編へと移ってゆくのだけれど、結構気になる点があれこれ残ってしまったよ? 何しろ『ディスパレイト』って存在自体がまだまだ謎多きものだからね。
ダラスが固執していた“戦闘兵器として利用する”方向に焦点を当てて話を進めているのか? それともディスパレイトの存在そのものを解明しようとする方向に話が進んでいるのか? 或いはもっと別の形で物語が動いているのか……まあとにかくドラゴンマガジンの連載読んでないもんで、その辺の話運びについては興味津々。
それからテレスの事だねぇ。こういう終わり方ではやっぱり後ろ髪を引かれる気持ちが強くて、なかなかこのラストシーンから去り難いってのかなぁ? 「この後どうなったの!?」ってな具合で。現状では限りなく再生の見込み薄いようだけど、完全に死滅したわけじゃないし、特殊な形であれ“生きている”には違いないから、先の未来で何とかなってくれないかと願うばかり。
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