[著者:三雲岳斗/イラスト:Gユウスケ(グリーンウッド)/角川スニーカー文庫]★
この物語はダリアンの可愛さ80%、様々な“幻書”要素10%、焚書官ハルとフラン5%、その他色々5%、の成分で出来ている。……え、ヒューイ? 彼は勿論その他色々の中のどっかに紛れてるでしょう。
とりあえず、キャラクターとか物語内の色々な要素とかを全部ひっくるめて、“初めましての自己紹介”的なストーリー展開だったかな。初っ端から奥深い所にあれこれ仕込んでいそうな雰囲気もあるんだけど、今の所はどれもまだまだ表面化しそうにない感じ。
今度は第四話『仕掛け絵本』みたく、二人が出逢ったばかりの頃にもっと触れてみたい。然したる目的も無く漠然と動いてるようなダリアンとヒューイに関して、色々と新たな面が見えて来るかも知れない。