SIDE ONE ~ラノベの感想を日々書き連ねる~

ラノベの感想を日々書き連ねるブログ

サイコパスガール イン ヤクザランド1

[著者:木質/イラスト:南十字星/オーバーラップ文庫]★★

第6回オーバーラップ文庫大賞『銀賞』受賞作
 この世を恐怖のどん底に陥れるのはヤクザどもじゃない! オレ達『生ける都市伝説』だ! と、ある“口裂け女”は咆哮し、ヤクザに復讐を誓う少年と結託、容赦なきヤクザ殲滅を敢行する。

『動』と『静』
 口裂け女の徒花は苛烈な超攻撃的タイプ、ヤクザと内通の警官に家族を蹂躙された瑞穂は己を主張しない冷静な淡泊タイプ。対照的な二人のコンビプレイが憎きヤクザ共を手玉に取り血祭りに上げて行く。その様が実に滑稽で痛快で面白い。

都市伝説の怪物が人間を好きになるお話
 の、側面もある。最初は単に徒花の気まぐれ、瑞穂の復讐心が気に入っているだけだったけど、徐々に彼の人間性に心惹かれて行く。普段の徒花らしからぬ感情の変化、そんな所が良いな~って思いながら眺めていました。

かくて復讐は遂げられた
 瑞穂の復讐相手は紛れもなくクズなので、同情の余地なしでスッキリな結末。ただ、最後に徒花と対峙した悠馬会会長はちょっと惜しかったかな。そうなる運命なのは理解していても、凄く魅力的なキャラだったのでね。