[著者:紙木織々/イラスト:日向あずり/オーバーラップ文庫]★★★
第6回オーバーラップ文庫大賞『金賞』受賞作
高校生が部活動でソーシャルゲーム開発を行う事がごく当たり前な現代で、ソシャゲ大好きな学生たちが好きなものを開発・運営する為に情熱を注ぐ物語。出来る! ソシャゲ開発!
みたいなノリで。いち学生が無知で挑むには厳しいに決まってますが、当人達の創作意欲と熱意と「とにかくやってみる!」の気持ちで走り出す。勢い任せだけど、剥き出しの熱意が凄く良い感じで伝わって来ました。こいつを生徒会長に選んだのは誰だ?
解や七花に対する態度を見ていても、とても人望があるとは思えんのだけど。これが唯一の躓きで、大分イラっとさせられた。まさか副会長が裏で操ってるんじゃ……あり得そうで怖い。現実味溢れる魅力
生徒主導での創作活動。ソシャゲではないにしても、学校によっては既に現実で実施している所があるかも知れない。現実でこうなったら面白いだろうなと。若い世代にとって将来的にそうなる可能性は決して低くない、夢のある魅力的な物語でした。弱小ソシャゲ部の僕らが神ゲーを作るまで 1
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紙木織々/日向あずり オーバーラップ 2019年12月25日