［著者：榊一郎／イラスト：藤城陽／富士見ファンタジア文庫］
『黒騎士』事件の後半戦＆解決編。そう言えば、前巻でレイオットと絡んでいた割に存在感の薄かった姉弟の事をすっかり忘れてたわ。重要なカギを握る人物達であり、実の所“本当のイケニエ”は一体誰だったのか？ と言う話。
謎とされていた内、『黒騎士の正体』『魔法を行使していない人間がいきなり魔族化』『黒騎士の目的』については判明しました。一方で、ロミリオの暗躍の意図やロンの動きや関係性などに関してはまだハッキリとは掴めず。
ただ、ロンが再び姿を見せた影響で、レイオット自身も裏に巨悪がうごめいているような何かがある、と僅かながらに感じ始めたようにも見えましたが果たしてどうか。ロミリオの後ろの組織の存在も明らかになりつつあるので、そろそろレイオットと直接的な接触があるのかも知れません。
