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ようこそ実力至上主義の教室へ

[著者:衣笠彰梧/イラスト:トモセシュンサクMF文庫J]★★★

 毎月10万円相当のポイントが付与される学校か
あ。いいなあ。まるで天国のようじゃないか……と
浮かれまくって散財した挙句に突き落とされるわけ
です。何かあるなと匂わせておいて、なかなかに引
っ張る。そして絶妙のタイミングで奈落の底に叩き
落とす。後々の抵抗や足掻きがより際立つ展開で、
反発し合いながらも徐々にまとまりを見せて、問題
を打開してゆく主人公達の姿は良いものでした。
 この苦い経験から、最底辺のDクラスが一つにな
ったかと言えばそうでもない。表面上は協力体勢で
も、些細な事が切っ掛けで何時崩れるか分からない。
そんな風に思いますがどうなるでしょう。主人公の
綾小路清隆は中立や平等を意識しているように感じ
られましたが、実は彼の素性が最も分からない。