セプテムレックス 怠惰の七罪魔と王座戦争

[著者:古宮雅敬/イラスト:mmu富士見ファンタジア文庫]★★

 第30回ファンタジア大賞『銀賞』受賞作。

 面倒臭いと言いつつも、どうしても動かざるを得
ない場合にはむしろ積極的に動いているような、怠
惰のラグナルに対してはそんな印象だったでしょう
かねえ。主に『王座戦争』をぶっ潰す、人質に取ら
れた上に拉致されまくりのメリィを取り戻す、の二
つが原動力となっていたようで。恒常的な怠惰な生
活を手に入れる為に、余計な苦労を重ねなければな
らない、と言う奇妙な展開が面白かったですね。
 七つの大罪それぞれに見せ場があり、逆に言うと
主人公の割にラグナルに突出した存在感があるわけ
でなく。根が面倒臭がりで極力省エネで生きたい性
質の表れなのかどうか。結局完全回避は出来せんで
したが、労力分け合えた分だけマシだったのかも。