[著者:長田信織/イラスト:紅緒/電撃文庫]★★
ナオキのおじいちゃんが遺した数式のグラフ
何度目を凝らしても“アレ”にしか見えないんだが……。いやしかし、死に際の重苦しいエピソードをかましておいて、さすがにそんなおふざけは……やりやがったなこのジジイ!(ナオキも同様にツッコミ入れてた)数学を愛してほしい
ただ、最期までこの理念を貫いてナオキに伝えたかったのかな? 想いを継いで欲しかったのかな? と。あえてのお茶目なおふざけ。しょーもない事を意味深に、死に間際に遺してくれた行為こそ凄い事なのかも知れない。数学計算戦術が通用しない局面
相手が単純に考え無しに圧倒的な兵力差で押し潰して来る場合、作戦もクソも無く蹂躙される結末。傭兵隊長の動向がギリギリまで分からなかったので、今回はナオキもダメかと思いました。そう見せておいて勝ちを拾う辺りはさすがとしか言い様が無い。“3巻で一区切り=完結”の法則
割と綺麗にまとまってくれたので、「このシリーズも法則発動か……」と思ってましたが、どうやら法則を超えたらしい。何年後か? それとも一気に子供の世代? ナオキがやるべき事もまだ色々あると思うので、どんな風に描かれるのか楽しみですね。長田 信織/紅緒 KADOKAWA 2018年10月10日