SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

小説の感想を日々書き連ねるブログ

スターツ出版文庫

あの夏、夢の終わりで恋をした。

[著者:冬野夜空/カバーイラスト:雨壱絵穹/スターツ出版文庫] 読みながら、しばらく続いていた妙な“違和感”。 それは、透が咲葵へ向ける視線と、咲葵が回想で透へ向ける視線が、食い違って見えた事が原因で。 同じはずなのに、それぞれ全く別の人を見て…

一瞬を生きる君を、僕は永遠に忘れない。

[著者:冬野夜空/カバーイラスト:へちま/スターツ出版文庫] 『“死の予兆”をほとんど感じさせない人』 綾部香織を言い表すなら、こうかな、と。個人的には。 重病患者である事。 死へのカウントダウンが進んでいる事。 読んでいて、輝彦の視点で追ってい…