[著者:翅田大介/イラスト:も/HJ文庫]★★
シリーズ第4巻。こ、こいつら……最後に盛大なバカップルぶりを見せ付けてくれやがった! カズヤもミオも聖も昂も『B.R.A.I.N.complex』という名の“悪夢”に散々翻弄されまくったってのに、こんな青臭くこっ恥ずかしくいちゃいちゃした収まり方でいいのかよ? と、それまでの過酷な現実なんか全部頭から吹っ飛んで呆けてしまったよ。全くやれやれだ。
でも、こんな風に眺めていて羨ましい程の幸せを、カズヤとミオが手に入れられた事は凄く嬉しい。だって現実逃避と絶望に陥るくらい互いの心をズタズタに切り刻み合ったんだもん。これで幸せを掴めなければ報われないでしょ……。まあ最後の臭い台詞のやり取りは心の底から幸せに浸れた証なのかなと。もしかしたら『B.R.A.I.N.complex』被験者の中で、カズヤとミオみたいなケースは珍しいのかも知れないね。
既刊感想:〜Case of Mio〜
〜Case of Tomoe〜
〜Case of Mio Entanglement〜
カッティング(Case of Mio rei)
posted with ヨメレバ
翅田大介 ホビージャパン 2008年09月