[著者:藤本圭/イラスト:Dite/角川スニーカー文庫]★
第12回スニーカー大賞『優秀賞』受賞作。
“メガネを外した素顔は美少女”という要素は王道パターンだか、こんだけお約束通りにストレートな使い方してるのは逆に珍しいかも? とか思った。
メガネを外した私=綴の成長の証って事で“綴の心がレベルアップを果たした”と言う意味でメガネからの脱却は割と重要ポイントだったのかなと(結局メガネを外したら美少女云々はどーでも良かったか)。
上記のような、綴の成長過程が割といい感じで描かれていたかなぁ、という感触だったので、物語のメインはそこだったんだろうなと。……魔道書? それ絡みの召喚獣対魔術っぽい戦闘? いやー、その辺は説明過多な部分が目立ったせいか途中で胸焼け起こしかけたよ。ただ、詰め込める分は充分詰め込めたので、次はもっとスムーズに受け入れられる……と思う。