[著者:あざの耕平/イラスト:草河遊也/富士見ファンタジア文庫]★★
ミミコの決意表明後の世界の反応。人間達側は大雑把に反発か静観という現状を描くのみだったけど、吸血鬼側は血族によって様々な意見が飛び交う様子を詳細まで再現。あくまで『カンパニー』の“調停役”として、既に人間であるミミコが盛大に胸の内をぶちまけてしまったから、今回はそれを受けての吸血鬼側の動向が活発に描かれていたかなと。
そんな中でのカーサ、ナブロ、ラウ(+ワイン)による大胆不敵な中枢襲撃。でも結果的にこの襲撃によって、ミミコから遠く離れたジローの雄叫びが浸透する、という最高の形で吸血鬼達の決起を促す事となったんだろうなぁ。んで、次はいよいよ把握し切れれずにいた香港聖戦の詳細が描かれるか?
既刊感想:1、2、3、4、5、6、7、8
(s)1、2、3、4、5
BLACK BLOOD BROTHERS(9)
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あざの耕平 富士見書房 2008年06月