SIDE ONE ~小説の感想を日々書き連ねる~

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東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN

[著者:あざの耕平/イラスト:すみ兵富士見書房 富士見ファンタジア文庫]★★

東京レイヴンズ1  SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)

東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)

 もしも……本当は気付いてるんだけど、夏目や冬
児だけでなく読み手に対してもわざと気付いてない
鈍感なフリをしているんだったら、春虎の事を心底
「なにこいつかっけー!」って言えたのに。まあい
わずもがなラストのアレの事ですよ。いや、本当に
すっ呆けてると思ってたんだけど、想像の遥か上を
行く鈍感野郎だったぜ。せめてそこは気付いておこ
うよ春虎(夏目も苦労しそうだなぁ色々と……)。
 物語の始まりは、春虎と夏目の絆を結び直す所ま
で。今後は土御門夜光と彼の式神と“転生”などの
要素が、春虎と夏目に絡んで行きそうな予感。